退屈歓迎
「あまりにも興奮に満ちた生活は心身を消耗する生活である」これは英国哲学者バートランド・ラッセルの「幸福論」の中で論理的に幸福と不幸について検証を行った中での言葉です。
多すぎる興奮に慣れてしまうとそのスリルが快感となり、より強い刺激を絶えず求めるようになると。
ラッセルは「ある程度の退屈の要素は、人生に不可欠の成分」としています。
必要以上に退屈を恐れると、酒の飲み過ぎといったよくない手段に逃避しようとする。戦争や虐殺、迫害などを含め、「人類の罪の少なくても半分は退屈を恐れていることに起因している」としています。
退屈に耐え、楽しむ心も大切です。
教育学者斉藤孝著 プレジデント掲載
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